東京株式(前引け)=続伸、物色意欲旺盛で朝安後に切り返す
8日前引けの日経平均株価は前営業日比61円76銭高の2万8370円92銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は5億5835万株、売買代金概算は1兆3843億円。値上がり銘柄数は1040、値下がり銘柄数は688、変わらずは107銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は朝方は小安く始まったものの、その後は先物主導でインデックス買いが入りプラス圏に浮上した。前日の米国株市場ではパウエルFRB議長の議会証言を受けてNYダウが急落したものの、東京市場にはリスクオフの流れが波及せず、旺盛な個別株物色が目立つ。値上がり銘柄数は1000を超え全体の6割近くを占めた。ただ、週末にメジャーSQ算出を控え上値では戻り待ちの売りも顕在化し、前場取引終盤は日経平均も上げ幅を縮小している。
個別ではファーストリテイリング<9983>が堅調、オリエンタルランド<4661>もしっかり。JR東日本<9020>も買いが優勢だった。レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>なども頑強な値動き。冨士ダイス<6167>が続急騰、インソース<6200>も値を飛ばした。半面、ソフトバンクグループ<9984>が冴えず、信越化学工業<4063>も軟調。リクルートホールディングス<6098>も売りに押された。ファーマフーズ<2929>が急落、安永<7271>も利食われた。