株価指数先物【昼のコメント】 日中取引でも昨年11月高値クリア、後場こう着感が強まるがショートは避けたい
日経225先物は午前11時30分時点、前日比50円高の2万8370円(+0.17%)前後で推移。寄り付きは2万8230円と、シカゴ先物清算値(2万8205円)にサヤ寄せする格好から、売りが先行して始まった。ただし、寄り付き直後に付けた2万8220円を安値に買い戻され、現物の寄り付き直後には上昇に転じた。買い一巡後は2万8310~2万8360円辺りでの底堅い値動きを継続するなか、前場半ば辺りにレンジを上放れると、一時2万8440円まで上げ幅を広げる場面が見られた。
ファーストリテイリング<9983>やアドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさ株の一角が堅調な値動きを見せており、日経平均株価をけん引する格好だった。日経225先物は昨年11月24日の戻り高値をクリアするなか、日経平均においても11月24日以来の2万8500円回復が意識されてきた。3月限の先物・オプション特別清算指数(メジャーSQ)算出を控え、限月交代に伴うロールオーバーが中心の商いではあるが、2万8500円の節目を捉えてくる局面においては、ヘッジに伴うロングの動きが強まりやすいとみられる。
そのため、後場はこう着感が強まるとみられるものの、ショートは避けておきたい。なお、NT倍率は先物中心限月で13.85倍だった。朝方に13.81倍まで低下する場面が見られたが、その後の切り返しで25日移動平均線を上回ってきており、NTロングに向かわせよう。
株探ニュース