本日注目すべき【好決算】銘柄 ABホテル、Bガレージ、ハウテレ (8日大引け後 発表分)

注目
2023年3月9日 7時01分

3月8日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

ABホテル <6565> [東証S]  ★今期経常を35%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も4円増額

◆23年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の20億円→27億円に35.0%上方修正。増益率が2.1倍→2.9倍に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。新型コロナウイルス感染症の収縮や全国旅行支援、入国制限の一部緩和など経済活動の正常化に向けた動きが追い風となる。ホテル事業の宿泊稼働率、客室単価、コスト削減策の実施状況、出店中止費用などを考慮し、上方修正に踏み切った。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の8円→12円(前期は4円)に大幅増額修正した。

Bガレージ <3180> [東証P]  ★5-1月期(3Q累計)経常が7%増益で着地・11-1月期も62%増益

◆23年4月期第3四半期累計(22年5月-23年1月)の連結経常利益は前年同期比6.8%増の8.3億円に伸びて着地。プロ向け美容商材を展開する物販事業で主力のECを中心に化粧品・材料の販売が大きく伸びたことが寄与。販管費の圧縮に加え、店舗リースなどその他周辺ソリューション事業の収益が拡大したことも増益に貢献した。

ハウテレ <7064> [東証G]  ★今期経常は13%増で2期連続最高益更新へ

◆23年1月期の経常利益(非連結)は前の期比9.0倍の3.9億円に急拡大し、従来予想の2.8億円を上回って着地。続く24年1月期も前期比12.7%増の4.4億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。前期上振れは生産性向上と経費削減が進展したことが要因。今期は就活サービスで新卒向け、中途向けともに高成長が継続し、36.1%の大幅増収を見込む。

WA <7683> [東証G]  ★前期経常を一転5%増益に上方修正

◆23年1月期の連結経常利益を従来予想の8.8億円→10.8億円に22.2%上方修正。従来の14.0%減益予想から一転して5.1%増益見通しとなった。宣伝を強化した「跳べるパンプス」などの定番商品が好調に推移したほか、新型コロナウイルスの早期収束で香港子会社が想定より早く回復したことなども上振れにつながった。

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