NY為替:米雇用関連指標も利上げ加速正当化、ドル続伸

通貨
2023年3月9日 7時22分

8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、136円48銭まで下落後、137円44銭まで上昇し、137円41銭で引けた。カナダ中銀が政策金利を据え置いたことや米債券市場で長短金利の利回り逆転がさらに悪化したため景気後退懸念に金利が低下し、ドル売りが優勢となった。その後、ADP雇用統計やJOLT求人件数など雇用関連指標が予想を上回ったため利上げ加速の思惑が強まった。さらに、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が下院金融サービス委員会での証言で今年の経済指標によると、ピーク金利が一段と高くなる可能性を繰り返し、3月の大幅利上げを除外しなかったことや低調な10年債入札で金利が上昇に転じ、ドル買いが再開した。

ユーロ・ドルは、1.0530ドルから1.0574ドルまで上昇し、1.0543ドルで引けた。ユーロ・円は144円24銭まで下落後、144円92銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.1804ドルへ下落後、1.1859ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9435フランへ上昇後、0.9389フランまで下落した。

《MK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.