東京株式(前引け)=続伸、買い一巡後はやや上げ幅縮小

市況
2023年3月9日 11時49分

9日前引けの日経平均株価は前営業日比160円37銭高の2万8604円56銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は6億1142万株、売買代金概算は1兆4745億円。値上がり銘柄数は1427、対して値下がり銘柄数は334、変わらずは74銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に買いが流入し、日経平均株価は上値指向を継続、一時2万8700円台まで水準を切り上げる場面があった。前日の米国株市場ではNYダウが安い一方、ナスダック総合株価指数は小高く引けるなど主要株価指数が高安まちまちの展開だったが、東京市場ではリスクを取る動きが依然として優勢となっている。ただ、あすのメジャーSQ算出や日銀の金融政策決定会合、海外では2月の米雇用統計発表などを控え、買い一巡後は上げ幅をやや縮小している。個別株の物色意欲は旺盛でプライム市場全体の8割近い銘柄が上昇した。

個別ではきょうも断トツの売買代金をこなすレーザーテック<6920>が買い優勢だったほか、東京エレクトロン<8035>、ソシオネクスト<6526>など半導体関連に物色の矛先が向いている。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクもしっかり。日本製鉄<5401>が人気を集め、セブン&アイ・ホールディングス<3382>も高い。サンケン電気<6707>は値上がり率トップに買われた。半面、ファーストリテイリング<9983>が軟調、ダブル・スコープ<6619>も値を下げた。安永<7271>が利食われたほか、TOKYO BASE<3415>も安い。

出所:MINKABU PRESS

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