テスラのサイバートラックはあくまで「サイドショー」の位置づけとの指摘=米国株個別
テスラ<TSLA>は4日ぶりに小幅に反発して始まっている。前日は23年型「モデルY」が走行中にハンドルが外れる事象があり、規制当局の調査を受けているとのニュースを嫌気して売りが優勢となっていた。
同社のサイバートラック計画についてアナリストの見解が伝わっている。財務的にはあくまで同社が描いているストーリーの「サイドショー」の位置づけであり、販売は限られた愛好家や車好きに限定される可能性が高いと指摘している。そのため、同社のマスタープラン3におけるサイバートラックの意義について、投資家は期待を抑制する余地があるかもしれないという。
同アナリストは、同社が年何十万台ものサイバートラックを販売する可能性があると予想する投資家と定期的に対話をしていることを明らかにしたうえで、年5万台程度の可能性が高いと予想している。サイバートラックは直接的な経済的意義よりも、文化的・時代的な意味で価値があると感じているという。
同社は以前から価格について口を閉ざしているが、コスト削減のための様々な工夫が行われているのだろうが、当初目標としていた3万9900ドルのスタート価格で廉価版を生産することは難しいかもしれないとも述べた。
(NY時間09:42)
テスラ<TSLA> 183.15(+1.15 +0.63%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美