三洋化成工業---RSPO認証を取得し持続可能な原材料の調達を推進
三洋化成工業<4471>は8日、2023年1月に持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)の認証を取得したと発表。持続可能な原料調達の取り組みを目的としている。
アブラヤシの果肉から得られるパーム油は、世界で最も多く生産・使用されている植物油脂。
大規模なアブラヤシ農園開発が行われた国では、環境破壊や農園での劣悪な労働環境による人権侵害などの深刻な問題が指摘されている。RSPO認証は、これらの問題を解決し、生物多様性や森林保全に配慮した持続可能なパーム油の生産・利用を目指すために設けられた国際的な認証制度。
同社は2013年にRSPOへ加入し、持続可能なパーム油由来原料調達のための準備を進めてきた。
世界的に認証制度が広がり認証パーム油の調達ができるようになってきたことから、今回、本社、東京支社および国内の自社工場(名古屋工場、鹿島工場、京都工場、衣浦工場)においてマスバランス方式でRSPO認証を取得した。特に香粧品分野での認証パーム油使用の必要性が増してきていることから、同社の一部の香粧品用界面活性剤について2023年4月からRSPO認証パーム油由来原料を調達・使用し、RSPO認証表示を開始する。
《SI》