第一生命HDなど保険・銀行株が大幅安、YCC維持で運用環境好転の思惑後退
第一生命ホールディングス<8750>が一時5%を超す下げとなった。保険株のほか、みずほフィナンシャルグループ<8411>など銀行株が軒並み安となっている。日銀はこの日まで開いた金融政策決定会合で、現行の大規模緩和策の維持を全員一致で決定した。市場の一部ではサプライズ的にイールドカーブ・コントロール(YCC)政策などが見直されることで国内金利が上昇し、金融機関の運用環境が好転に向かうとの思惑があった。政策が現状維持となったことでこうした思惑が後退する格好となり、売りが膨らんだようだ。
T&Dホールディングス<8795>や東京海上ホールディングス<8766>が軟調。メガバンクやりそなホールディングス<8308>に加え、千葉銀行<8331>やふくおかフィナンシャルグループ<8354>など地銀株が安い。