10万円以下で買える、増収増益＆低PER 27社【プライム】編 ＜割安株特集＞
少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。
東証プライム上場企業では451銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、今期に増収増益を見込み、割安を見分ける基準となるPER(株価収益率)が10倍未満の銘柄に注目してみた。
下表は東証プライム上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額が300億円以上、(3)今期の売上高と経常利益が前期比で増加、(4)予想PERが10倍未満――を条件に投資妙味が高まる27社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PERは10日現在)
なお、12日(日)16時00分に「10万円以下で買える、増収増益＆低PER【スタンダード】編」を配信する予定です。ご期待下さい。
最低投資 ┌─売上高─┐ ┌ 経常利益 ┐ 予想
コード 銘柄名 金額 増収率 今期 増益率 今期 PER
<8897> ミラースＨＤ 38500 6.6 173500 0.4 10300 6.0
<6632> ＪＶＣケンウ 40100 18.0 333000 147 21000 4.1
<7244> 市光工 44100 2.0 138200 40.2 7500 7.7
<7246> プレス工 50000 15.6 185000 7.3 13600 9.0
<7180> 九州ＦＧ 51900 6.6 200000 48.0 36500 9.0
<9310> トランシティ 60000 13.1 132000 9.9 9200 6.0
<1887> 日本国土開発 60300 34.9 171000 8.4 9100 8.0
<6480> トムソン 61000 10.0 68500 44.2 10800 5.9
<4220> リケンテクノ 61700 13.7 125000 10.3 7600 9.8
<7972> イトーキ 77600 5.4 130000 55.6 6500 9.5
<5959> 岡部 78700 6.7 82000 6.0 5800 9.4
<5830> いよぎんＨＤ 80400 24.7 167000 7.2 41000 8.9
<1934> ユアテック 81600 2.5 231000 3.6 10400 8.6
<8381> 山陰合銀 83100 12.5 107000 6.3 22100 8.5
<8892> 日エスコン 86400 10.6 110000 1.3 14200 8.8
<3284> フージャース 86700 0.6 80000 14.2 6500 7.3
<3941> レンゴー 87700 13.8 850000 3.7 38000 8.4
<6498> キッツ 91600 4.4 167000 2.1 12300 9.5
<7283> 愛三工 91700 21.3 235000 36.5 14000 6.8
<9991> ジェコス 91900 0.9 115000 1.2 5300 8.7
<1942> 関電工 93200 9.4 542000 3.3 32800 9.2
<5832> ちゅうぎんＦ 95700 26.0 162000 5.0 27100 9.5
<5991> ニッパツ 96000 15.9 680000 30.4 40000 9.1
<9069> センコーＨＤ 97700 12.3 700000 3.4 27000 9.1
<5803> フジクラ 97900 17.8 790000 102 69000 7.6
<1879> 新日本建 98300 12.1 120000 4.0 16200 5.2
<6381> アネスト岩田 99000 14.6 48500 18.4 6600 9.8
※単位は最低投資金額が円、売上高・経常利益が百万円、増益率・増収率が％、PERが倍。
※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80％以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。
株探ニュース