オラクルが決算受け下落 クラウドおよびオンプレミスのライセンス売上高が予想下回る=米国株個別
オラクル<ORCL>が下落。前日引け後に12-2月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。1株0.40ドルの四半期配当の増配も発表している。ただ、株価は冴えない反応。クラウドおよびオンプレミスのライセンスの売上高が予想を下回ったことが嫌気されている模様。
アナリストからは「為替の逆風やライセンス収入の減少など、景気後退の圧力が業績に影響を与えた。オラクル・クラウドの普及により、いずれライセンスミックスがさらに圧迫される可能性がある」とも指摘も出ている。
(12-2月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.22ドル(予想:1.20ドル)
・売上高:124.0億ドル(予想:124.1億ドル)
クラウドサービス・ライセンス:89.2億ドル(予想:89億ドル)
クラウドおよびオンプレミスのライセンス:12.9億ドル(予想:13.8億ドル)
ハードウェア:8.11億ドル(予想:8.05億ドル)
サービス:13.8億ドル(予想:13.6億ドル)
・営業利益(調整後):51.9億ドル(予想:51.0億ドル)
・営業利益率(調整後):42.0%(予想:41.2%)
(NY時間09:40)
オラクル<ORCL> 83.46(-3.41 -3.93%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美