東京株式(前引け)=大幅続落、リスクオフ一色で96%の銘柄が下落
13日前引けの日経平均株価は前営業日比437円90銭安の2万7706円07銭と大幅続落。前場のプライム市場の売買高概算は8億1161万株、売買代金概算は1兆7095億円。値上がり銘柄数は57、対して値下がり銘柄数は1770、変わらずは8銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場はリスクオフの流れが強まり、日経平均株価は一時500円を超える下げとなった。前週末に米SVB(シリコンバレーバンク)が経営破綻したことを受けて、流動性リスクの波及などを警戒する売りがかさんだ。前週末に日経平均は480円弱の急落をみせていたが、欧州株が全面安だったことを受けて、きょうも目先筋の売りが全体相場を押し下げる格好となった。米長期金利の急低下を背景に外国為替市場でドル安・円高に振れたことも輸出セクターを中心に逆風材料となっている。プライム市場全体の96%の銘柄が値を下げた。
個別では売買代金トップとなった三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクの下げがきつい。ソフトバンクグループ<9984>が軟調なほか、三菱重工業<7011>や日本電産<6594>も安い。シルバーライフ<9262>が急落、ハブ<3030>も大幅安に売られた。半面、日本郵船<9101>、商船三井<9104>など大手海運株が堅調な動きをみせている。トビラシステムズ<4441>がストップ高に買われ、トーホー<8142>も値を飛ばした。良品計画<7453>も堅調。