クリングルは堅調、慢性期脊髄損傷の治療剤に関する特許の優先権主張出願を手掛かり視
クリングルファーマ<4884>は堅調。この日、慢性期脊髄損傷の治療剤に関して慶應義塾大学と共同で行った特許出願について、優先権主張出願を行ったと発表した。これを手掛かり視した買いが集まったようだ。
慢性期脊髄損傷に対する治療剤の研究成果について、幅広く包括的かつ円滑に特許権として保護されることを目的とする。同社が慶大医学部の研究チームと進める共同研究では、慶大が保有するiPS細胞由来神経幹/前駆細胞と、同社が開発するHGF(肝細胞増殖因子)及びスキャフォールド(足場基材)の併用療法により、脊髄の神経線維を切断した完全脊髄損傷モデル動物の慢性期において、新たな神経回路の構築による運動機能と排尿機能の回復に成功した。