ダウ平均は5日ぶりに反発 銀行株は軟調も米利上げ期待後退で成長株には買い戻しも=米国株前半

市況
2023年3月14日 1時45分

NY株式13日(NY時間12:33)

ダウ平均   32009.36(+99.72 +0.31%)

ナスダック   11251.88(+112.99 +1.01%)

CME日経平均先物 27305(大証終比:-345 -1.27%)

きょうのNY株式市場でダウ平均は5日ぶりに反発。先週はSVB<SIVB>が破綻したが、その余波でNY州のシグネチャー・バンク<SBNY>も事業停止となった。市場では米金融システムへの警戒感が強まっており、他の米地銀にも同様の不安感が広まっている。米当局はSVBの顧客の預金保護を発表していたが、市場の不安は収まらないようだ。

一方で米利上げ期待も一気に後退しており、来週のFOMCでの0.50%ポイント利上げの可能性が完全に後退しているのみならず、0.25%利上げの可能性も若干不透明になっている。短期金融市場では0.25%利上げの確率を完全には織り込めず、据え置きの確率を一時40%程度まで高める場面も見られていた。現在は20%程度で推移。

それを受けて米国債利回りが急低下しており、動向に敏感なIT・ハイテク株など成長株には買い戻しも入っている。米当局のみならず、欧州当局もSVBの影響を懸念しており、自国の金融機関を調査している。「特異」の現象との見方もあるようだが、市場では各国の中央銀行による利上げ期待を後退させている状況。

そのような中、銀行株には売りが続いているものの、IT・ハイテク株や他のセクターには買い戻しも入っており、ダウ平均は上げに転じているほか、ナスダックは大幅に反発している状況。

JPモルガン<JPM> 131.67(-1.98 -1.48%)

シティグループ<C> 45.16(-3.18 -6.58%)

バンカメ<BAC> 29.20(-1.07 -3.53%)

ウェルズ・ファーゴ<WFC> 38.68(-2.68 -6.48%)

ゴールドマン<GS> 320.05(-7.62 -2.33%)

モルガン・スタンレー<MS> 88.63(-1.42 -1.58%)

アップル<AAPL> 152.03(+3.53 +2.38%)

マイクロソフト<MSFT> 255.16(+6.57 +2.64%)

アマゾン<AMZN> 92.93(+2.20 +2.42%)

アルファベットC<GOOG> 92.66(+1.65 +1.81%)

テスラ<TSLA> 173.12(-0.32 -0.18%)

メタ・プラットフォームズ<META> 181.74(+2.23 +1.24%)

AMD<AMD> 82.54(-0.13 -0.16%)

エヌビディア<NVDA> 229.15(-0.50 -0.22%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.