ユナイテッド航空が下落 ガイダンスにパイロットとの労働協約締結の影響を反映=米国株個別

材料
2023年3月14日 23時02分

ユナイテッド航空<UAL>が下落。前日引け後に1-3月期(第1四半期)のガイダンスを公表し、1株損益が0.60-1.00ドルの赤字を見込み、従来予想の0.50-1.00ドルの赤字から若干下方修正した。予想は0.69ドルの赤字だった。米証券取引委員会(SEC)に提出した文書で明らかにした。一方、営業収益は51%増を見込み、予想の約50%を若干上回る見通しを示した。輸送能力は約23%増を見込み、従来予想の約20%増から上方修正している。

また、通期のガイダンスも公表し、1株利益は従来見通しを維持し10-12ドルとした。予想の8.7ドルを上回る見通し。

同社は人件費高騰に悩む中、第1四半期に赤字を見込んだ。パイロット組合との新たな労働協約締結からの費用発生の可能性を反映させた。以前は第2四半期に発生すると見込んでいた。

アナリストは「2023年の見通しの他の側面は変更されていないものの、ガイダンス修正はパイロット契約の発生時期の変更に起因する。燃料価格の上昇も損益にマイナスの影響を与えているが、売上高の増加がこれを一部相殺している」と指摘。「重要なのは、同社が通期の税引き前利益率の目標と1株利益の見通しを再確認したことだ」とも語った。通期の税引き前利益率の予想は約9%。

(NY時間09:49)

ユナイテッド航空<UAL> 46.81(-2.02 -4.14%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.