本日注目すべき【好決算】銘柄 キャリアL、エニーカラー、スマレジ (15日大引け後 発表分)
3月15日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
キャリアL <6070> [東証P] ★今期経常を22%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も60円増額
◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の64.1億円→78.5億円に22.5%上方修正し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は昨年11月に続き、2回目。新規BPO請負案件の好調な受注が継続したほか、既存BPO請負案件で就業要員増や契約期間の延長があったことが要因。好採算案件や大型案件の増加に加え、販管費率が低減することも上振れにつながる。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の50円→110円(前期は40円)に大幅増額修正した。期末配当利回りは5.16%に上昇。
シイエムシイ <2185> [東証S] ★上期経常を一転35%増益に上方修正・4期ぶり最高益更新へ
◆23年9月期上期(22年10月-23年3月)の連結経常利益を従来予想の8.1億円→15億円に84.0%上方修正。従来の26.9%減益予想から一転して34.5%増益を見込み、一気に4期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。継続的な生産性向上が寄与し、Manuals領域で想定を上回る受注に対応したことに加え、投資計画の一部を下期以降へ見直したことが上振れの要因となる。
長栄 <2993> [東証S] ★今期経常を18%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も20円増額
◆23年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の16.9億円→20億円に17.8%上方修正。増益率が4.8%増→23.4%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。新型コロナウイルス感染対策としての入国制限の緩和を背景に、留学生受け入れに関する営業活動が拡大したことに加え、大型不動産売買の成約による手数料収入を計上したことが上振れの要因。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の80円→100円(前期は105円)に増額修正した。期末配当利回りは5.29%に上昇。
T-BASE <3415> [東証P] ★今期経常は5.6倍増益、2円増配へ
◆23年1月期の連結経常利益は2.6億円になり、続く24年1月期は前期比5.6倍の14.8億円に急拡大する見通しとなった。今期は新型コロナウイルス感染拡大が収束に向かうなか人流の回復が一段と進むほか、個人消費の持ち直しやインバウンド来店客数の増加による収益拡大を見込む。中国事業は不採算店舗を絞り込み業績回復を目指す。
併せて、今期の年間配当は前期比2円増の4円に大幅増配する方針とした。
アセンテック <3565> [東証P] ★今期経常は18%増で2期ぶり最高益更新へ
◆23年1月期の経常利益(非連結)は前の期比13.6%減の6.1億円に落ち込んだものの、続く24年1月期は前期比18.3%増の7.3億円に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は仮想デスクトップソリューションのラインアップを拡大するほか、取り扱い製品のサブスクリプション化を進める方針。
シンクロ <3963> [東証P] ★今期経常を14%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の7.3億円→8.3億円に13.7%上方修正。増益率が61.5%増→83.6%増に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は昨年11月に続き、2回目。新型コロナウイルス感染拡大の収束が飲食業界に追い風となっていることに加え、求人広告サービスにおける販売チャネル政策の進展やM&A仲介サービスにおける成約の順調な進捗なども寄与する。
ニーズウェル <3992> [東証P] ★今期経常を21%上方修正、最高益予想を上乗せ
◆23年9月期の連結経常利益を従来予想の8.4億円→10.1億円に20.6%上方修正。増益率が16.7%増→40.7%増に拡大し、従来の11期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。金融系マイグレーション案件やソリューションビジネスの拡大、生産性の向上などが利益を押し上げる。
スマレジ <4431> [東証G] ★今期経常を31%上方修正・2期ぶり最高益更新へ
◆23年4月期の経常利益(非連結)を従来予想の6.5億円→8.5億円に31.0%上方修正。増益率が10.0%増→44.1%増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。クラウド型POSレジ「スマレジ」の有料店舗数が堅調に伸びていることに加え、効率的な投資効果も寄与する。
エニーカラー <5032> [東証G] ★今期経常を19%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆23年4月期の経常利益(非連結)を従来予想の77億円→92億円に19.5%上方修正。増益率が85.6%増→2.2倍に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は昨年12月に続き、2回目。VTuberグループ「にじさんじ」と英語圏における「NIJISANJI EN」がコマース領域やプロモーション領域を中心に業績が好調に推移していることが要因。
併せて、東証にプライム市場への市場区分変更を申請したと発表。
ジェイック <7073> [東証G] ★今期経常は37%増益、10円増配へ
◆23年1月期の連結経常利益は前の期比2.1倍の2.2億円に伸びて着地。続く24年1月期も前期比36.6%増の3億円に拡大する見通しとなった。今期は教育融合型人材紹介サービスが回復をみせる求人ニーズを背景に業績向上を目指すほか、就職活動支援では昨年9月に子会社化したキャンパスサポートとの事業シナジーによる成長を見込む。
併せて、今期の年間配当は前期比10円増の57円に増配する方針とした。配当性向25~35%をメドとする配当方針に変更する。
ニフコ <7988> [東証P] ★今期経常を一転9%増益・最高益に上方修正、配当も2円増額
◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の305億円→365億円に19.7%上方修正。従来の9.2%減益予想から一転して8.6%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。想定以上に円安が進んだことを踏まえ、想定為替レートを見直したことが上振れの背景。
業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の62円→64円(前期は62円)に増額修正した。
併せて、発行済み株式数の0.27%にあたる28万株または10億円を上限に自社株買いを実施すると発表。
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株探ニュース