神戸物産---1Qは2ケタ増収、各セグメントの売上高が順調に推移

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2023年3月17日 9時12分

神戸物産<3038>は14日、2023年10月期第1四半期(22年11月-23年1月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比11.5%増の1,079.42億円、営業利益が同14.9%減の63.38億円、経常利益が同72.2%減の21.18億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同73.7%減の13.48億円となった。

業務スーパー事業の売上高は前年同期比10.8%増の1,048.18億円となった。当第1四半期において、国内グループ工場で製造するオリジナル商品と、世界の本物をコンセプトにした自社直輸入品による、魅力あふれるプライベートブランド商品をベストプライスで販売する「業務スーパー」の出店状況は、出店7店舗、退店2店舗、純増5店舗の結果、総店舗数は1,012店舗となった。新規出店の内訳としては、直轄エリア5店舗、地方エリア2店舗であり、出店に関しては九州地方を中心として全国的に新規出店があった。オーナーの出店意欲も旺盛であり、また、営業年数が長くなり老朽化してきた店舗の移転等を積極的にフランチャイズオーナーに勧めている。経営成績については、為替の急激な変動や物価上昇による仕入れコストの上昇で利益率が低下したが、価格戦略が功を奏したことや、「業務スーパー」の魅力であるプライベートブランド商品が多くのメディアやSNSで取り上げられ、業績の拡大が続いている。

外食・中食事業の売上高は同51.8%増の24.17億円となった。当第1四半期において、日本最大級の大型バイキングチェーンの「神戸クック・ワールドビュッフェ」の出店状況は、出店1店舗、退店0店舗、純増1店舗の結果、総店舗数が12店舗となった。焼肉オーダーバイキングの「プレミアムカルビ」の出店状況は、出店1店舗、退店0店舗、純増1店舗の結果、総店舗数が17店舗となった。また、惣菜店の「馳走菜(ちそうな)」の出店状況は、出店5店舗、退店0店舗、純増5店舗の結果、総店舗数は92店舗となった。「神戸クック・ワールドビュッフェ」は、新たに1店舗がリニューアルオープンした他、営業店舗においてはメニューの改廃等を行い、徐々に顧客の来店が回復してきている。「プレミアムカルビ」については、多くの顧客に利用されており、順調に推移している。それに店舗数の増加も相まって、事業規模の拡大による効率化が進んでいる。「馳走菜(ちそうな)」は、顧客のニーズをとらえたメニュー構成や、店舗数の大幅な増加により売上高を拡大している。

エコ再生エネルギー事業の売上高は同10.4%増の7.02億円となった。当第1四半期において、新規発電所の稼働はなかったが、2022年6月から福島県西白河郡西郷村で1ヵ所の太陽光発電所が稼働したことにより、前年同期比で太陽光発電所が1ヵ所増加し、当期間の売上の増加に寄与している。稼働中の発電所と発電量は、太陽光発電所が18ヵ所で約51.0MW、木質バイオマス発電所が1ヵ所で約6.2MWとなった。

2023年10月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比8.2%増の4,400.00億円、営業利益が同6.8%増の297.00億円、経常利益が同1.2%増の325.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.8%増の212.00億円とする期初計画を据え置いている。

《SI》

提供:フィスコ

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