大成建はウリ気配、札幌の大型複合ビルの建設で施工不良が発覚
大成建設<1801>はウリ気配。16日の取引終了後、札幌市内で建設中の大型複合ビルに関し、工期の延伸が必要になったと発表した。今回の問題を受け、担当役員2人の引責辞任も発表している。今後の受注活動への影響などを懸念した売りが優勢となったようだ。
鉄骨工事に関する発注者からの指摘事項に対応し検証したところ、複数の箇所において発注者と定めた品質基準を満たさない鉄骨建方及びスラブ厚の精度不良が発覚。鉄骨精度計測値については、一部実測値と異なる数値の報告があったという。
完成時期は2024年2月を予定していたが、26年6月末に延期する。今後、工事原価の増加などが見込まれるとし、業績への影響が重要であると判明した際には適時適切に開示するとしている。