東京株式(前引け)=前日比183円高、米株高を好感し底堅く推移
17日前引けの日経平均株価は前日比183円09銭高の2万7193円70銭。前場のプライム市場の売買高概算は6億4965万株、売買代金は約1兆5006億円。値上がり銘柄数は1285、値下がり銘柄数は472、変わらずは78銘柄だった。
前日の米株式市場が急伸したことを好感する買いが流入し、日経平均株価は反発した。経営不安が続く米地銀のファースト・リパブリック・バンク<FRC>に対して米大手銀行が支援を行うことが明らかになり、金融システム不安が後退するなかNYダウは371ドル高と急伸した。この流れを受け東京市場も日経平均株価は一時200円を超す上昇となった。半導体関連などハイテク株が買われたが、先行きへの不透明感は強く銀行株は軟調に推移した。
レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>が高く、ソニーグループ<6758>や日本電産<6594>、任天堂<7974>が値を上げた。ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>もしっかり。半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が安く、日本製鉄<5401>や商船三井<9104>が値を下げた。