ストラテジストからは戻り待ちの売り推奨も=米国株
NY株式16日終値
ダウ平均 32246.55(+371.98 +1.17%)
S&P500 3960.28(+68.35 +1.76%)
ナスダック 11717.28(+283.23 +2.48%)
CME日経平均先物 26855(大証終比:+115 +0.43%)
昨年ウォール街で最も弱気な発言をしたストラテジストは顧客に対して戻り待ちの売りを推奨している。投資家は資金の流れがまだ景気後退到来に対する深い懸念を反映していないと指摘。
「株式はまだ降伏しておらず、上値を売るべき」と言及。市場は利下げにあまりに期待し過ぎで、景気後退を十分に恐れていない」と述べている。
同ストラテジストは昨年、株高を正しく警告し、S&P500で4100ポイント以上の水準では売りを推奨していた。「極端な弱気ポジション、極端な経済悲観論、政策パニックがいまのとこ確認されておらず、安値を更新する可能性がある」と指摘している。
今回の金融システムの危機とそれに伴う融資基準の厳格化は、地銀への依存度が高い中小企業に不釣り合いな打撃を与える可能性があるとも指摘。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美