SVB問題、サンフランシスコ連銀は数カ月前から警告
カリフォルニア州のSVBが破綻し、スタートアップ企業とその投資家の隆盛が脅かされる約1年前、サンフランシスコ連銀はSVBの監督チームをより上位の担当官に交代させ、その新たな担当チームは次から次へと問題を指摘したという。ブルームバーグが伝えた。
SVB幹部らには、業務とテクノロジーに深刻な脆弱性があると警告が発せられ、是正が強く求められたという。その中でも昨年終盤に出された警告は極めて重大なもので、SVBは金利リスクの把握方法を改善する必要があると指摘されていた。
米金融史上2番目に規模の大きい破綻となったSVBがどのように監督されていたのか、FRBは調査する意向を明らかにしている。多くの問題が比較的遅い時期に把握されたにもかかわらず、規模拡張を続けていたSVBに対する当局の監督が十分だったのかという疑問が生じている。
SVBの親会社だったSVBファイナンシャル<SIVB>はきょう、ニューヨークで連邦破産法11条の適用を申請した。
出所:MINKABU PRESS