バイデン大統領が就任後初の拒否権発動
バイデン大統領が本日、大統領就任後初の拒否権を発動した。退職年金基金のポートフォリオ・マネージャーが気候変動やその他のESG(環境、社会、ガバナンス)の問題を投資判断に反映させる規則を阻止する法案を却下。
共和党が多数派を占める米下院は先月28日に、バイデン政権のESG投資規則を阻止する決議を採択。年金受託者が退職者向け投資を選択し、委任状投票などの株主権を行使する際にESG要因を考慮することを容易にする労働省規則の施行を阻止する法案。
バイデン大統領は「私は初の拒否権を発動した。この法案は下院共和党が賛同しないリスク要因を考慮することを違法とするもので、あなたの退職貯蓄を危険にさらすものだ」とツイートした。