ゲームストップが決算受け時間外で大幅高　１株利益が予想外の黒字＝米国株個別

ゲーム販売のゲームストップ<GME>が時間外で大幅高。引け後に１１－１月期決算（第４四半期）を発表し、１株利益が予想外の黒字となったほか、売上高も予想を上回った。ハードウェアおよびアクセサリーの販売が好調だった。

ゲーム業界が物理的なディスクからオンラインへと移行する中で同社は収益性に苦慮してきた。ゲーム機のサプライチェーンの制約や、昨年の新作ゲームの発売スケジュールが比較的少なかったことも足かせとなっている。ただ、今回の決算はその長期的な課題となっているハードウエアの販売事業が支えた。同カテゴリーの売上高は１２％の増収となっている。

パンデミック時のサプライチェーン問題により同社も過剰在庫を抱えたままとなっていた。ただ、同社は年末までに過剰在庫を６億８２９０万ドルまで減らしている。

（１１－１月・第４四半期）

・1株利益（調整後）：0.16ドル（予想：-0.15ドル）

・売上高：22.3億ドル（予想：21.8億ドル）

ハードウェアおよびアクセサリー：12.4億ドル（予想：11.3億ドル）

ソフトウェア：6.70億ドル（予想：6.87億ドル）

コレクターズアイテム：3.13億ドル（予想：3.29億ドル）

（NY時間16:50）時間外

ゲームストップ<GME>　23.32（+5.67　+32.12%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美