今日の為替市場ポイント:米国株高を受けて円買い拡大の可能性低い

通貨
2023年3月24日 8時10分

23日のドル・円は、東京市場では131円49銭から130円42銭まで下落。欧米市場では131円66銭まで買われた後、130円32銭まで反落し、130円85銭で取引終了。本日24日のドル・円は主に131円を挟んだ水準で推移か。米国株式の反発を受けてリスク回避的な円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

イエレン米財務長官は23日に開かれた米下院歳出小委員会の公聴会で「破綻の連鎖を防ぐために重要手段を用いて迅速に行動してきた」、「強力な措置は米国民の預金の安全を確実にする。正当化された場合は追加措置を講じる用意がある」と述べた。米株式市場はイエレン財務長官の発言を好感したようだが、最近の銀行破綻がどの程度需要を冷やし、融資を縮小させるかを注視している投資家は依然として多いようだ。

なお、次回開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で0.25ポイントの追加利上げが実施される可能性はあるものの、一部の市場参加者は「インフレ緩和を示唆する新たなデータが提供された場合、金利据え置きの可能性が高まる」と予想している。

《CS》

提供:フィスコ

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