東京株式(前引け)=70円安、上値重く売り先行の展開
24日前引けの日経平均株価は前日比70円89銭安の2万7348円72銭。前場のプライム市場の売買高概算は5億548万株、売買代金は1兆2879億円。値上がり銘柄数は714、値下がり銘柄数は1024、変わらずは98銘柄だった。
日経平均株価は軟調。上値では利益確定売りが出ているほか、為替が円高に振れていることも警戒された。週末ということもあり積極的な売買は手控えられているが、下値は底堅く売り一巡後は下げ幅は縮小した。銀行や不動産、非鉄株などが安い一方、期末の配当取りで海運が高い。
個別銘柄では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>やみずほフィナンシャルグループ<8411>が安く、日本製鉄<5401>や三菱商事<8058>が軟調。ローム<6963>や任天堂<7974>が値を下げた。半面、買収提案の受け入れを表明した東芝<6502>が高く、東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>など半導体関連株がしっかり。日本郵船<9101>や川崎汽船<9107>が高く、ANYCOLOR<5032>が値を上げた。