個人投資家・有限亭玉介:波乱相場ではテーマ性あるバリュー株を中心に注目すべし【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2023年3月20日14時に執筆
株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
SVBの破綻が報じられた直後は全面安となりましたが、時間が経過していく中で強く反発する銘柄と戻りが弱い銘柄に差が出始めました。少し前までは地銀株は金利上昇で湧いておりましたが、SVBの破綻を受けて怪しいムードが広がっております。
3月14日には米労働省が2月の消費者物価指数(CPI)を発表するも、SVB破綻のニュースにかき消されたようですねぇ。米CPIは前年同月比6.0%上昇という結果で、市場予想と同水準でした。投資家を苦しめてきた消費者物価指数は、段々と株式市場に与える影響が弱まっている印象も受けます。
日経平均を目安にすれば25日・75日・200日線を上抜ければ、再び強気ムードに戻ってくるのではないでしょうか。しっかりと底を打って反発を確認しておりますので、過度に不安視する必要はないとあたくしは考えております。ただ少なくとも反発が弱い個別株には手を出さないようにしたいですな。
ここ最近は地合いの悪い相場ではありますが、あたくし個人としてはひとまず割安で業績期待のある銘柄を中心に狙っております。3月末の権利落ち日以降に雪崩が起きる可能性もありますので、巻き込まれないよう注意しながら銘柄を選定していきたいですが、直近で注目した銘柄は以下の通りです。
新潟地盤の電炉メーカーである北越メタル<5446>は、25日線を下値に鮮やかな上昇トレンドを築いております。3月13日には上方修正と併せて年間配当を70円から85円へ増配を発表すると動意しました。直近ではSVBショックで調整しますが、トレンドは底堅く推移している模様。低PBR銘柄としても注視です。
3月13日に決算と上方修正を発表したミマキエンジニアリング<6638>は、プリンター本体・インクともに好調となりました。遅延していた第3四半期の決算が予想以上の結果となり好感されたようです。
封筒最大手のイムラ<3955>は3月14日の決算発表後に急動意すると、昨年来高値を更新しました。統一地方選挙・衆参補欠選挙を目前に、選挙関連のテーマ性を持つ同社には思惑買いもあるようですねぇ…。24年1月期は23期ぶりとなる過去最高益を更新する予想で、チャート(日足)が今後どうなるか注視です。
不動産仲介などを手掛けるランドネット<2991>は、買取販売及び買取リフォーム販売が業績寄与し3月10日の決算は好調となりました。SVBショックにより直近で売られたものの、底堅く推移しております。
創業200年の老舗化学メーカーである戸田工業<4100>は、リチウムイオン電池正極材を手掛けている事からリチウムイオン電池関連で思惑があります。機能性顔料事業は好調で、チャート(日足)は底値圏での持ち合いから上放れできるか監視中です。
最後に昨年のIPOで反発してきている銘柄からサイフューズ<4892>です。直近では日立グローバルライフソリューションズ及び再生医療分野で連携する台湾企業との基本合意書の締結が好材料となりました。再生医療分野の技術の発展は目覚ましいですねぇ。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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