米消費者信頼感、米消費者は予想外に先行きに強気な見方を示す
日本時間23時に3月調査分の米コンファレンスボード消費者信頼感指数が発表され、104.2と予想外の上昇となった。前回2月分は雇用や所得、ビジネス環境に対する悲観が強まっていたが、消費者は予想外に先行きに強気な見方を示している。先行きの期待値は前回の70.4から73に上昇した。現況は153.0から151.1に低下。
今回の数字からは、消費者のセンチメントに景気後退が迫っている兆候はほとんど見られない。今回の銀行危機の影響がどの程度出ているかは未知数だが、銀行の苦境がウォール街ほどにはメインストリートには響いていないことを示唆している。信用収縮が家計や経済に与える影響についてはまだ先かもしれないが、少なくとも目先はない可能性を示唆している。
コンファレンスボード消費者信頼感指数(3月)23:00
結果 104.2
予想 101.2 前回 103.4(102.9から修正)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美