「バーゼルIII最終化」の提案で米大手銀は自己資本強化を迫られる可能性=米国株個別
バーFRB副議長がきのう、SVBに関する上院の公聴会に出席し、銀行の自己資本比率規制を見直す「バーゼルIII最終化」の改革を提案し、実施することが重要だと述べ、その提案が早期に出る可能性を改めて示した。市場では、大手銀の自己資本規制の強化につながる可能性が高いと見られている。
米規制当局が改革を実施すれば、米大手銀はより高水準の資本要件に直面する可能性が高い。当局の最優先課題であるこの提案は、銀行の資産のリスクウェイトを変更し、信用リスク算出のための内部モデルの使用を抑制するものと思われる。今後数カ月のうちに提出され、最終的には24年上期に完了することが予想されるという。
(NY時間09:34)
JPモルガン<JPM> 129.06(+0.18 +0.14%)
シティグループ<C> 45.53(+0.31 +0.69%)
バンカメ<BAC> 28.38(+0.26 +0.92%)
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 37.44(+0.26 +0.70%)
ゴールドマン<GS> 320.30(+1.86 +0.58%)
モルガン・スタンレー<MS> 85.37(+0.49 +0.58%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美