サムコが急騰、薄膜形成分野のニッチトップ企業として最高値街道へ再突入
サムコ<6387>が急騰、大陽線を形成して4800円台まで上値を伸ばし上場来高値更新となった。化合物半導体向けに強みを持つ半導体製造装置メーカーで、CVD(薄膜形成)装置分野でニッチトップ企業としての将来性が評価されている。そのなか、炭化ケイ素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)を材料とした次世代パワー半導体のゲート酸化膜形成用として、同社が開発した新型ALD装置「AD-800LP」の需要開拓に期待が大きい。23年7月期業績も大幅増収増益基調が続き、営業利益は前期比18%増の16億2000万円を見込んでいるが、市場では第2四半期までの進捗率を考慮して一段の上振れの可能性が意識されている。