メタ、EU規制にオプトアウト方式で対応へ=米国株個別
メタ・プラットフォームズ<META>はフェイスブックとインスタグラムの欧州のユーザーに対し、精度の高いパーソナライズ広告の一部を表示しない選択肢をオプトアウト方式で提供する予定。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として伝えた。EUの個人情報保護当局による命令の影響を抑えるのが狙い。
同社は4月5日から、アプリ内でクリックしたコンテンツや視聴した動画といった情報を利用せず、年齢層や大体の位置といった大まかな属性に基づく広告だけを表示するサービスをユーザーが選択できるようにする。
オプトアウトしたいユーザーは、広告に自分のアプリ内の行動履歴を利用することに反対する意志を提出する必要がある。ただ、変更を実施するのはユーザーの希望に関してメタが審査してからとなっており、一部の当局や個人情報保護推進派の不満は招きそうだという。
株価には特に影響はない。
(NY時間10:59)
メタ・プラットフォームズ<META> 206.65(+1.30 +0.63%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美