NY為替:根強い米景気後退懸念にドル反落
30日のニューヨーク外為市場でドル・円は、132円97銭まで上昇後、132円32銭まで反落し、132円70銭で引けた。米10-12月期コアPCE確定値が予想外に上方修正されたため金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。同時に同期成長や個人消費の伸びが予想外に下方修正されたため景気後退への懸念も強まり、金利低下に伴いドル売りに転じた。金融不安の緩和に連れて安全通貨としてのドル買いも後退したと見られる。
ユーロ・ドルは、1.0888ドルから1.0926ドルまで上昇し、1.0905ドルで引けた。ドイツインフレ改善も予想を上回りユーロ買いが優勢となった。ユーロ・円は144円14銭から145円08銭まで上昇後、再び反落。ポンド・ドルは、1.2340ドルから1.2393ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9154フランから0.9126フランまで下落した。
《MK》