今日の為替市場ポイント:米国株高を意識して円買い縮小の可能性

通貨
2023年3月31日 8時46分

30日のドル・円は、東京市場では132円86銭から132円21銭まで下落。欧米市場では132円97銭まで買われた後、132円32銭まで反落し、132円70銭で取引終了。本日31日のドル・円は主に132円台で推移か。米国株高を意識してリスク回避的な円買いは縮小する可能性がある。

ドイツ連邦統計庁が3月30日発表した3月消費者物価指数(速報値)は、前年比+7.4%と2月実績を下回った。EU(欧州連合)基準では前年比+7.8%。エネルギー価格の下落を背景にドイツのインフレ率は鈍化したが、市場予想を上回っているため、欧州中央銀行(ECB)は次回開催の理事会で追加利上げを決定する可能性が高まった。ラガルド総裁は前回の理事会後に行われた会見で「インフレは若干改善されているが、インフレ見通しが確認できる状況ではない」との見方を伝えている。ユーロ圏のインフレ率は低下しつつあるが、現行とあまり変わらない水準でインフレ率が下げ止まる可能性は残されている。そのため、相応の理由がない限り、次回のECB理事会で政策金利の据え置きが決定される可能性は低いとみられる。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.