JCRファが続急落、契約金収入の計画未達で今期業績予想を下方修正
JCRファーマ<4552>が続急落した。30日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想の下方修正を発表した。売上高を450億円から342億円(前期比33.0%減)に、最終利益を103億円から38億円(同73.8%減)にそれぞれ見通しを引き下げており、嫌気されたようだ。
ライソゾーム病開発品目であるJR-171、JR-441、JR-446について、今期中に契約締結には至らず、またライソゾーム病治療薬以外の分野でも契約が締結に至らなかったことで、契約金収入が計画に対し未達となった。
なお同社は、神経変性疾患を対象疾患とし、独自のJ-Brain Cargo技術を適用した非公開の治療薬候補物質の共同研究、選択権およびライセンス契約を、アレクシオン・アストラゼネカ・レアディジーズと締結したとも発表している。