ダウ先物は129ドル高の一方、ナスダック100は下落 IT・ハイテク株の上げ一服か=米国株

市況
2023年4月3日 22時09分

米株価指数先物(6月限)(NY時間08:47)

ダウ先物 33589(+129.00 +0.39%)

S&P500 4133.25(-4.50 -0.11%)

ナスダック100先物 13195.50(-106.25 -0.80%)

米株価指数先物市場でダウ先物は129ドル高で推移しているものの、ナスダック100は下落している。このところの上げはIT・ハイテク株が先導しているが、きょうはその動きが一服して始まりそうだ。一方、前日にOPECプラスが予想外の減産を発表し、原油相場が急騰。時間外でエネルギー関連株に買いが入っている。

FRBの利上げ停止が視野に入り、市場では年内利下げ観測も出る中、このところ、高金利が圧迫していたIT・ハイテク株など成長株に見直し買いが入っている。市場からは「IT・ハイテク株はいまのところ、金融不安のニュースとも無縁状況で、避難先と考えられているようだ。S&P500は、マイクロソフト<MSFT>やアップル<AAPL>などのIT・ハイテクの比重が高くなっており、水準が維持されている」との指摘も出ている。

ただ、ウォール街でも弱気で知られるストラテジストからは、20%を超えたIT・ハイテク株の上昇は持続不可能だとし、同セクターは新たな安値を付けるとの見方が出ている。

米銀の破綻で投資家が銀行など景気敏感株を回避しているが、このローテーションはIT・ハイテク株がデフェンシブと見なされていることが一因。ただ、IT・ハイテク株はむしろ景気循環的な銘柄だと指摘している。

きょうは日本時間23時に3月のISM製造業景気指数が発表されるが、今週は金曜日の米雇用統計に向けて雇用関連の重要指標の発表が相次ぐ。FRBの動向を占う上で結果を確認したい意向も強い。ただ、金曜日はグッドフライデー(聖金曜日)のため、米株式市場は休場。

(NY時間08:57) 時間外

シェブロン<CVX> 170.00(+6.84 +4.19%)

エクソンモービル<XOM> 114.15(+4.49 +4.09%)

シュルンベルジェ<SLB> 52.25(+3.15 +6.42%)

オキシデンタル<OXY> 66.25(+3.82 +6.12%)

マラソン・オイル<MRO> 25.82(+1.86 +7.76%)

ハリバートン<HAL> 33.95(+2.31 +7.30%)

アップル<AAPL> 164.19(-0.71 -0.43%)

マイクロソフト<MSFT> 285.40(-2.90 -1.01%)

アマゾン・ドット・コム<AMZN> 102.50(-0.79 -0.76%)

アルファベット<GOOG> 103.02(-0.98 -0.94%)

テスラ<TSLA> 200.72(-6.74 -3.25%)

メタ・プラットフォームズ<META> 209.50(-2.44 -1.15%)

AMD<AMD> 96.94(-1.07 -1.09%)

エヌビディア<NVDA> 275.25(-2.52 -0.91%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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