ウクライナ侵攻とインフレが今年の世界貿易の伸びを抑制

市況
2023年4月6日 2時58分

世界貿易機関(WTO)はきょう、今年はロシアによるウクライナ侵攻による高インフレが世界の貿易の伸びを抑えるとの見通しを示した。

WTOは今年の世界のモノの貿易量は1.7%増になると予想。伸びは昨年の2.7%から鈍化し、08年の金融危機を受けた停滞後の年平均2.6%を大きく下回る。一方、今年の世界経済の成長見通しについては2.4%を予想。21年の5.9%、22年の3.0%から減速を見込んでいる。

インフレが貿易量の伸びを抑制する大きな要因になると指摘。ロシアのウクライナ侵攻に伴う食料品やエネルギー価格の高騰は一服したものの、侵攻前よりも高い水準に留まっており、消費者の購買力や輸入品への需要を圧迫するという。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.