NY為替:米利上げ軌道維持の思惑でドル売り縮小
5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、131円51銭まで上昇後、130円64銭まで下落し、131円38銭で引けた。3月ADP雇用統計や3月ISM非製造業景況指数が予想を下回ったほか、3月サービス業PMI改定値も予想外に下方修正されたため金利低下に伴うドル売りに拍車がかかった。その後、メスター米クリーブランド連銀総裁がもう少し金利を引き上げる必要があると言及、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ軌道が維持される可能性が示唆されたためドルの買戻しが強まった。
ユーロ・ドルは、1.0967ドルまで上昇後、1.0891ドルまで反落し、1.0906ドルで引けた。ユーロ・円は143円80銭から142円68銭まで下落した。ポンド・ドルは、1.2505ドルまで上昇後、1.2433ドルまで下落した。ドル・スイスは、0.9008フランまで下落後、0.9076フランまで上昇した。
《MK》