東京株式(前引け)=続落、リスク回避目的の売り続く

市況
2023年4月6日 11時47分

6日前引けの日経平均株価は前営業日比299円58銭安の2万7513円68銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は5億1883万株、売買代金概算は1兆3040億円。値上がり銘柄数は389、対して値下がり銘柄数は1361、変わらずは85銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場はリスク回避目的の売りが続いた。日経平均は一時340円以上値を下げる場面もあった。前日の米国株市場では米景気減速を示す経済指標を嫌気して買い手控えムードが続いた。ディフェンシブストックへの買いを支えにNYダウは反発したものの、ナスダック総合株価指数は3日続落となっており、東京市場でも押し目に積極的に買い向かう動きはみられない。半導体関連や機械株などへの売りが目立つ。売り一巡後は押し目買いの動きも観測されるが、あすの米雇用統計の発表を見極めたいとの思惑が上値を重くしている。

個別ではレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連が安く、キーエンス<6861>、SMC<6273>などFA関連も売られた。日本郵船<9101>など海運株が利食われ、日本製鉄<5401>も下値模索が続いている。HEROZ<4382>、TOKYO BASE<3415>が大幅安、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>の下げも目立つ。半面、武田薬品工業<4502>など医薬品関連の一角や東京電力ホールディングス<9501>をはじめ電力株に買いが集まった。GSIクレオス<8101>が大幅高、オーバル<7727>も物色人気。

出所:MINKABU PRESS

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