ボーイング、今年半ばまでに737型機の生産を月産38機体制に増産する計画=米国株個別

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2023年4月7日 3時24分

ボーイング<BA>は今年半ばまでに737型機の生産を月産38機体制に増産する計画だという。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。アナリストの予測よりも数カ月早い。

同社は今後数カ月間の生産強化計画について顧客に説明し、より速い製造ペースを支援するために従業員を採用し、訓練していると述べたという。

737マックスの製造と納入を早めることで、ライバルのエアバスSEに市場シェアを譲ることなく、2025年か26年までに年間100億ドルのフリーキャッシュフロー(FCF)創出という目標を達成することができるとしている。

同社は過去1年間、ワシントン州レントンの工場から毎月31機のペースでジェット機を安定的に供給することに取り組んできた。しかし、それは容易なことではなく、エンジンや機内装備の不足に悩まされ、パンデミックや737マックスの世界的な欠航で何年も混乱した後、新たに増員し、スピードアップに努めてきた。

ただ、増産には同社のサプライヤー自体が自社工場の不具合解消に前進し続けることが条件で、そのタイミングがずれる可能性もあるという。

同社は来週、3月の引き渡し実績を開示する際に、第1四半期の納入台数の急増を報告すると期待されている。そうなれば、同社が工場での作業の安定化に向けて前進していることの表れとなる。アナリストは、同社が先月に推定53機のマックス型機を引き渡し、第1四半期は合計130機のジェット旅客機を引き渡したと予想している。

(NY時間14:12)

ボーイング<BA> 210.37(+0.37 +0.18%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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