米商業不動産価格は40%下落し、08年金融危機に迫るとの見方も
米大手証券のアナリストは、米商業不動産の価格が今後、40%下落する可能性があると見ている。これは2008年の金融危機の直後に迫る下落率。今後2-3年で数兆ドルの商業不動産ローンが返済期限を迎えるが、その際の借り換えの金利はより高くなるとみられる。
商業不動産価格の下落やオフィスビルの高い空室率は不動産業界だけでなく、産業界全体に打撃を与える可能性があるとも指摘。最近の株式市場の底堅さについて「投資家が経済や企業業績に対する真のリスクを無視し続けていることを示す」と警告した。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美