株価指数先物【昼のコメント】 メガバンクなど銀行株が買い戻され、若干ながらTOPIX優位の展開
日経225先物は11時30分時点、前日比30円安の2万7500円(-0.10%)前後で推移。寄り付きは2万7580円とシカゴ日経平均先物清算値(2万7630円)には届かなかったが、小幅ながら上昇して始まった。ただし、寄り付き直後につけた2万7590円を高値に軟化し、支持線として意識されている25日移動平均線を下回った。同水準での底堅さは意識されたものの、25日線に上値を抑えられて下落に転じると、終盤にかけて2万7480円まで売られる場面が見られた。
日経225先物は寄り付き後ほどなくして25日線を下回り、概ね2万7500円~2万7550円辺りでのこう着となった。欧米市場が祝日に入るなか、市場参加者は限られており、短期的な需給の影響を受けたようだ。東証プライムの騰落銘柄は値上がり数が7割弱を占めているものの、自律反発の域は脱しておらず、直近の下落に対するリバランスであろう。なお、NT倍率は先物中心限月で13.98倍に低下し、25日線水準まで下げてきた。米国市場の流れを引き継ぐ格好でメガバンクなど銀行株が買い戻されており、若干ながらTOPIX優位となっているようだ。
株探ニュース