株価指数先物【昼のコメント】 メガバンクのリバウンドに対してハイテク不安定のなか、若干ながらTOPIX優位の展開
日経225先物は11時30分時点、前日比90円高の2万7630円(+0.32%)前後で推移。寄り付きは2万7640円と、シカゴ日経平均先物清算値(時間外:2万7630円)にサヤ寄せする格好から上昇して始まると、現物の寄り付き直後には2万7740円まで買われる場面が見られた。買い一巡後は戻り待ちのショートが優勢となり、中盤にかけて2万7590円まで上げ幅を縮めた。ただし、2万7560円処で推移している25日移動平均線が支持線として意識され、終盤にかけては2万7600円~2万7650円辺りのレンジ推移を継続。
日経225先物はオプション権利行使価格の2万7750円に接近した後は上げ幅を縮めたものの、底堅さは意識されている。グローベックスの米株先物では、NYダウ先物が小幅に上昇する一方で、ナスダック100先物は小幅な下落で推移しており、ハイテク株の手掛けづらさにつながっている。そのため、ややTOPIX優位のなかで、NT倍率は先物中心限月で13.98倍に低下し、25日線水準での攻防を見せている。メガバンクが緩やかなリバウンドを継続するなか、TOPIX型に向かわせている面もあるようだ。
株探ニュース