タマホームは反落、23年5月期業績予想を上方修正も織り込み済みとの見方
タマホーム<1419>が反落している。10日の取引終了後、23年5月期の連結業績予想について、営業利益を135億円から137億円(前期比15.2%増)へ、純利益を85億5000万円から87億円(同5.0%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当を記念配当含む170円から普通配当170円としたが、株価に織り込み済みとの見方が強いようだ。
売上高は2530億円(同5.1%増)の従来予想を据え置いたものの、主力の住宅事業で引き渡しが堅調に推移したほか、販売価格調整効果の浸透により利益率が改善し、リフォーム事業も好調に推移したことが要因。また、戸建分譲事業で土地情報を収集・厳選する専任組織の能力増強に努め、仕入れ強化の取り組みを進めた結果、受注・引き渡しともに好調に推移したことも寄与した。
同時に発表した第3四半期累計(22年6月~23年2月)決算は、売上高1738億5300万円(前年同期比3.8%増)、営業利益77億1100万円(同4.9%増)、純利益50億8700万円(同3.2%増)だった。