松竹はマド開け3連騰で3か月ぶり年初来高値更新、23年2月期業績上方修正を好感
松竹<9601>が3日続伸。マドを開けて買われ、今年の大発会に当たる1月4日につけた高値1万1690円を約3カ月ぶりに上抜き年初来高値を更新した。映像関連事業や不動産事業など足もとの業績は会社側の想定を上回って推移している。10日取引終了後に23年2月期の業績予想の修正を発表、最終利益は従来予想の48億5000万円から54億8000万円(前の期は17億6200万円の赤字)に大幅上方修正した。利益率の高い放映権販売が好調だったほか、不動産事業もコスト抑制への取り組みが奏功した。同社株は実需買いが中心で信用買い残は枯れ切った状態にあり、株式需給面からも上値の軽さが意識されやすい。