東京株式(前引け)=大幅続伸、“バフェット効果”で上昇加速場面も

市況
2023年4月11日 11時50分

11日前引けの日経平均株価は前営業日比380円20銭高の2万8013円86銭と大幅続伸。前場のプライム市場の売買高概算は4億9198万株、売買代金概算は1兆1803億円。値上がり銘柄数は1385、対して値下がり銘柄数は354、変わらずは96銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は買い優勢で始まり、前場取引終盤になって日経平均は上げ幅を一気に拡大した。きょうは朝方からリスク選好ムードだった。前日の米国株市場でNYダウが強い動きを示していたことから投資家のセンチメントが改善、外国為替市場で円安が進行したことも輸出セクターを中心に追い風となった。取引終盤には著名投資家のウォーレン・バフェット氏が、大手新聞のインタビューで日本株投資に意欲をみせたことが伝わり、全体指数を一段と押し上げる形となった。日経平均は一時400円を超える上昇を示し、前引け時点でも380円あまりの上昇で2万8000円台に乗せている。

個別では売買代金で群を抜くレーザーテック<6920>が堅調なほか、東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連が買いを集めている。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも買いが優勢。SHIFT<3697>が大商いで急騰した。ファーストリテイリング<9983>も買いが優勢。ライフコーポレーション<8194>、USEN-NEXT HOLDINGS<9418>などが値を飛ばし、JMDC<4483>も大幅高。半面、武田薬品工業<4502>、第一三共<4568>など大手医薬品株が軟調、タマホーム<1419>も売りに押された。このほか、HEROZ<4382>、東京個別指導学院<4745>、GSIクレオス<8101>などが売られた。

出所:MINKABU PRESS

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