USEN-NEXT HOLDINGS---2Qは2ケタ増収増益、年間配当金の増配を発表

材料
2023年4月11日 14時33分

USEN-NEXT HOLDINGS<9418>は10日、2023年8月期第2四半期(22年9月-23年2月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比17.3%増の1,337.32億円、営業利益が同7.9%増の95.44億円、経常利益が同7.3%増の90.50億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同12.5%増の49.58億円となった。

コンテンツ配信事業の売上高は前年同期比10.9%増の386.05億円、営業利益は同3.8%増の33.23億円となった。当第2四半期累計期間においては、「巣ごもり」需要は収まりつつあり、ライブやコンサート等のリアルイベントにも多くの観客が参加する状況が見られた。このような状況下において「U-NEXT」は、堅調に会員数を増やしている。これまでの「カバレッジ戦略」に加え、同社の独占作品をグレードアップさせるかたちで「ONLY ON戦略」を展開し、「U-NEXTでしか観られない」「見放題で楽しめるのはU-NEXTだけ」という独占配信作品の強化にも取り組んできた。

店舗サービス事業の売上高は同8.3%増の306.30億円、営業利益は同1.8%増の47.30億円となった。当第2四半期累計期間において、USENでは、「お店の未来を創造する」をミッションに掲げ、店舗運営に必要な店舗DXをトータルサポートしている。特に配膳ロボットに関しては、With/Afterコロナにおける人手不足の解消、生産性の向上という顧客の課題解決に向けた取り組みとして、非接触で安心かつ効率的な接客を実現するため、飲食店への導入を積極的に注力しております。USEN Mediaでは、飲食店向け集客支援サービス「ヒトサラ」の展開や「食べログ」の取り扱いを行っている。訪日外国人向けグルメサイト「SAVORJAPAN」では、海外旅行者の受け入れ解禁後から予約数が大幅に伸張している。 バーチャルレストランはグループ会社の販売チャネルを生かした加盟店獲得の促進や新規の飲食ブランドの開発に注力してきた。

通信事業の売上高は同4.7%増の264.56億円、営業利益は同1.7%増の28.39億円となった。当第2四半期累計期間においては、中小規模事業者向けを中心とした通信回線、ネットワーク、セキュリティサービスの新規獲得活動は堅調に推移した。USEN ICT Solutionsは、「USEN GATE 02」のブランドでネットワーク関連サービスやクラウドサービス、データセンターサービス、企業ICT環境の保守運用サービス等を手掛けている。更に、「Sound Design for OFFICE」をはじめとするBGMサービスも併せて提案するなど、ICT環境構築をワンストップで提供可能な体制作りに取り組んでいる。USEN Smart Worksでは、様々なクラウドサービスを企業に提供し、導入後のきめ細やかな対応にも留意している。 USEN NETWORKSでは、法人向け光回線「USEN光plus」の顧客の新規獲得が安定的に増加し、ワンショット型の手数料獲得モデルからランニング収益獲得モデルへのシフトが図れている。また、個人向け光回線サービス「USEN光01」の提供も開始している。

業務用システム事業の売上高は同4.4%減の93.66億円、営業利益は同27.6%減の12.70億円となった。当第2四半期累計期間において、ホテルでは、引き続き感染対策も求められており、人手不足等への様々な課題解決へ向けた製品・サービスの提供に注力している。病院/クリニックにおいては、新たな業界最小型のセルフレジ「FIT-B for Clinic」の販売を開始し、支払い方法の多様化と省人化に対応している。また、JA三井リースとの協業を開始し、病院・クリニックの開業や導入機器の更改時の資金調達から、アルメックスが取り扱う次世代KIOSK端末をはじめとするDX製品の導入をワンストップで支援するサービスも提供している。

エネルギー事業の売上高は同70.8%増の302.88億円、営業利益は同325.2%増の10.68億円となった。当第2四半期累計期間において、同社グループのサービスは、燃料費調整単価の上昇により、売上増加となった。「USENでんき(高圧)」では、電気料金の高騰により一定の解約が続いているが、U-POWERは、これらの顧客の受け皿として、また、数多くの新電力会社が新規受付を停止する中、電力会社との契約目途がたたない企業に対し選択できるプランを提案し加入を促進してきた。

2023年8月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比3.8%増の2,470.00億円、営業利益が同6.2%増の184.00億円、経常利益が同6.5%増の173.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.9%増の92.00億円とする期初計画を据え置いている。

また、同日、2023年8月期の配当予想について、2022年10月13日に中間配当金及び期末配当金をそれぞれ1株当たり9.00円としていたが、最近の業績動向を踏まえ、中間配当の実施金額及び期末配当の予想金額をそれぞれ1株当たり10.00円とすることを発表した。

《AS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.