今日の為替市場ポイント:米インフレ関連指標の発表前で円買い拡大の可能性低い

通貨
2023年4月12日 8時50分

11日のドル・円は、東京市場では133円69銭から133円04銭まで下落。欧米市場では132円97銭まで売られた後、133円81銭まで反発し、133円74銭で取引終了。本日12日のドル・円は主に133円台で推移か。日本時間夜に米インフレ関連指標の発表を控えており、リスク回避的なドル売り・円買いがただちに強まる可能性は低いとみられる。

国際通貨基金(IMF)が4月11日に発表した最新の世界経済見通しによると、成長率は2022年の3.4%から2023年は2.8%へ鈍化する見込み。ただ、2024年には3.0%の成長が見込まれている。2023年は先進国において成長の減速が予想されており、ドイツと英国はマイナス成長となる可能性がある。米国は1.6%の成長が予想されているが、2024年は1.1%に減速する見込み。日本は2023年が1.3%とやや持ち直すものの、2024年は1.0%に減速すると予想されている。なお、ロシア経済は2023年にプラス成長となり、2024年は1.3%程度の成長が見込まれている。IMFは「基調的インフレ率は遅いペースで鈍化し、インフレが目標水準に戻るのは2025年以降となる」と想定している。主要国の金融政策はインフレ抑制に傾いているが、2024年以降については、インフレ見通しが不透明であることから、予断を許さない状況となりそうだ。

《CS》

提供:フィスコ

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