コーナンが堅調、上限30億円の自社株買いと今期増益・増配計画を好感
コーナン商事<7516>が堅調。11日の取引終了後、23年2月期の連結決算とともに、取得総数100万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.18%)、取得総額30億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。24年2月期の業績予想は、営業収益が前期比3.2%増の4532億円、最終利益が同1.6%増の134億5000万円を見込む。今期の年間配当は同5円増配の95円を予定する。これらを好感した買いが入ったようだ。
自社株の取得期間は4月12日から9月30日とする。今期は「コーナンPRO」などPRO業態を中心に出店を加速するほか、プライベートブランド(PB)商品の供給先の拡大などに努める。今期の業績予想には、3月に発表したホームインプルーブメントひろせの子会社化に関する数値は含んでいないという。
23年2月期の連結決算は、営業収益が4390億2400万円、最終利益が132億3500万円だった。収益認識に関する会計基準の適用により、前の期と比べた増減率の記載はない。