株価指数先物【昼のコメント】 バフェット効果でボリンジャーの+1σを上回って推移
日経225先物は11時30分時点、前日比160円高の2万8100円(+0.57%)前後で推移。寄り付きは2万8030円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万8025円)にサヤ寄せする格好から上昇して始まった。現物の寄り付き直後に2万7980円まで利食いに押される場面が見られたものの、押し目狙いのロングにより2万8050円辺りでこう着。終盤にかけて保ち合いを上放れて、2万8110円まで買われた。
日経225先物は寄り付き直後に2万8000円を下回ったものの、その後は2万8050円辺りで推移しているボリンジャーバンドの+1σ水準での攻防となった。終盤にかけて+1σを明確に上放れてきたことで、短期筋のショートカバーが入ったようだ。オプション権利行使価格の2万8125円に接近したため、いったんは利食いが入りやすいだろう。ただし、ボリンジャーバンドの+1σを上回って推移するようだと、直近戻り高値の2万8330円が意識されてくる。
昨日のウォーレン・バフェット氏の発言によって、本日も商社株が買われており、割安な銘柄への物色も見られている。3月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、大引けにかけて仕掛け的なショートが入る可能性はあるが、追随する形でのショートは避けたいところだ。なお、NT倍率は先物中心限月で13.99倍に下落した。ハイテク株の弱い値動きが目立った米国市場の流れからは想定内であろう。引き続き25日移動平均線水準が支持線として意識されている。
株探ニュース