MORESCは4日続伸、24年2月期最終14%増益計画と記念配当を好感
MORESCO<5018>は4日続伸。11日の取引終了後、23年2月期の連結決算発表にあわせ、24年2月期の業績予想を開示した。最終利益は前期比13.9%増の7億円を見込む。年間配当は記念配当5円を含めて45円(前期比5円増配)を予定しており、これらを好感した買いが入ったようだ。
今期の売上高は前期比13.7%増の345億円を見込む。原材料価格の上昇は足もとでは落ち着きをみせているとしながらも、販売価格への転嫁を継続して利益確保に努める。23年度は水素に特化した透過度測定装置を市場投入する予定という。
23年2月期の売上高は前の期比11.1%増の303億3300万円、最終利益は同66.0%減の6億1500万円だった。国内において、特殊潤滑油部門は自動車業界における主要顧客の生産台数の減少が響いた一方、ホットメルト接着剤部門は衛生材用途が堅調に推移した。合成潤滑油部門では、ハードディスク表面潤滑剤がデータセンター投資の冷え込みを受けて低調だった。