エヌピーシーがカイ気配スタート、23年8月期は一転して最終増益を計画
エヌ・ピー・シー<6255>がカイ気配スタート。12日の取引終了後、23年8月期の連結業績予想の修正を発表した。売上高は90億3400万円から91億2500万円(前期比2.1倍)に、最終利益は2億8300万円から5億3300万円(同40.8%増)に見通しを引き上げた。減益予想から一転して最終増益の計画となり、好感されたようだ。
米主要顧客の新工場向け装置や国内電子部品業界向けのFA(ファクトリーオートメーション)装置を予定通り売り上げに計上する見込みであることに加え、下期(23年3月~8月)においても部品の売り上げが好調を維持する見込みとなったという。
23年8月期第2四半期累計(22年9月~23年2月)の連結決算は、売上高はFA装置の一部で売り上げの計上時期が下期となり、計画の45億4900万円から42億4100万円(前年同期比2.7倍)に下振れて着地した。半面、部品販売が増加し利益率は向上。仕入れコストの低減や研究開発費、減価償却費などの減少を背景に、最終損益の黒字額は7000万円から1億8200万円(前年同期は7500万円の最終赤字)と計画を上回って着地した。