SFPの前期は一転営業赤字の見込み、昨年夏の新型コロナ感染急拡大が響く
SFPホールディングス<3198>はこの日の取引終了後、23年2月期の連結業績に関し、売上高が従来の見通しの245億円から229億1300万円(前の期比2.2倍)に、最終利益は17億円から5億4900万円(同68.5%減)に下振れたようだと発表した。営業損益は3億円の黒字の予想から一転して7億5400万円の赤字(前の期は79億1900万円の赤字)で着地した見込みという。
同社は居酒屋「磯丸水産」などを展開する。昨年秋以降、新型コロナウイルス感染症を巡る情勢が徐々に落ち着きをみせるなか、インバウンド需要の回復もあって、売上高は回復基調にあった。だが昨年夏の感染急拡大による落ち込みを補うには至らず、水道光熱費の高騰も響いた。更に、連結子会社ののれんの減損を認識することとなり、最終利益が予想を下回る見込みとなった。